犬の歯科検診は初めが肝心 デキる歯科専門医の見つけ方

人間の場合、医師と歯科医は学ぶ学校が全然違う訳です。

それはそれだけ学ぶことが全然違っていて、学ぶ量が違うってことのあらわれなわけです。

自分で実際に掛かってみてもそれはそうだろうなと納得しますよね。

けれど、獣医師の場合は、歯科は殆ど学ばないっていうことなんで、本当に獣医師さんの自学自習になる訳です。

拠り所すらない。

これまで、歯科を特別に学んでいない獣医師さんから受けたコメントを考えると、本当にオソロシイな、と思います。

あの時、私がその事実を知っていたら、15歳となったあとで僧帽弁閉鎖不全症というリスクを持ちながら全身麻酔で歯科処置を受けさせてしまうこともなかったな、と思います。

特に、術後丸一日は回復が遅く、1回目、8歳の時の快復力を知っているだけに、何というか、生きた心地がしませんでした。

どれだけ違うかはこちらから確認してみてくださいね。

⇒ 犬生20歳時代! 歯のケアは良い歯科専門医に行かないとダメな理由

デキる歯科専門医はここが違う!

歯を診て貰った方がいいかも、と思った時、初めから、デキる歯科専門医に掛かることを強くお薦めします。

以下、デキる歯科専門医の見極め方をご紹介したいと思います!!!

先生に歯科治療の知識がちゃんとあるか

まず、歯科治療の知識がほぼ、全くない先生が多い、ということを我々飼主が良く知っておく必要があります。

口臭が気になる、と獣医師さんに言った時、

心配ない、とか、自分でスケーラーで削ればいいとか、骨をかじらせればいいとかいう先生は、知識がないだけ、と考えた方がいいです。

口臭があったら、何かしら理由があるはずです。

歯をいかに大事にするかを考えてくれている先生であれば、歯周ポケットの歯磨きを勧めてくれるはずです。

歯科専門の治療機器設備があるか

歯の治療というと、人の歯科治療でも色々な機器がでてきますよね。

歯や顎のレントゲン機器、歯を削る機器、歯の表面を磨く機器、、、、。

特に歯を磨く機器は、表面を滑らかにしないと、処置後によけいに歯石がつきやすくなってしまいます。

スケーラーでガリガリだけ、という歯科処置では意味がないのですよね。

そう、歯科治療には高額な機器が必要になるということです。

この投資をしているか、が一つの大きな判断基準です。

吸入(ガス)麻酔に対応しているか

歯科処置を行う時には、全身麻酔が必要になることが大半です。

吸入麻酔は人間の麻酔でも使われているように、心音、呼気などをモニタリングして、個体別にデータを見ながら適宜麻酔薬の量の調整をすることができ、麻酔による不慮の事故死のリスクを最小限に抑えることが可能です。

対して、注射麻酔は経験値などで麻酔薬を注射で入れてしまいます。経験値を頼りに、様子を見ながら処置することになります。

また、麻酔が覚めた後の解毒で内蔵への負担も大きいと言われています。

歯科処置は大変神経を使います。

個体の状態、隠れた病気など、不測の事態も起こり得ることがあります。

その危険をできる限り回避するには、吸入麻酔は必要だと考えます。

吸入麻酔に対応するには、心電図や呼気を測定する高額な機器が必要です。
麻酔薬も注射麻酔よりも高額です。

この機器が備わっているかは、先生の治療に対する姿勢の違いであるといえると考えています。

全身麻酔についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

⇒ 犬の全身麻酔は危険?!手術前後のケアでリスクを回避しよう

デキる歯科専門医の探し方

さて、機器だの方針だの、どうやって確認するかというと、ベタですが、「見て、聞いて、話した感じで」、ですよ。

サイトをチェック!

まずはサイトチェックです。

思いを持って治療にあたっている先生は、やはり何かしら情報発信もしてくださっています。

ご自身も情報収集していると思いますし、情報の大事さをご存知の方も多いです。

歯科治療について特に記載があるか

歯科治療に力を入れている動物病院は、「歯科」だけべつのカテゴリでしっかりと記載していることが殆どです。

中には本当に詳しく描いてある先生もいらっしゃいます。

圧巻は駒沢公園動物病院でした!

今度、こちらで健康診断を受けてみようと思っていますので、その際はまたご報告しますね。

一度ご覧になってみると歯科治療技術って凄く進んでいるなと言うことが分かると思います。

その他の先生も書いていらっしゃいますが、歯科矯正までもできる時代なんですね。

設備の有無をチェック

歯科は設備も大事です。

きれいなサイトでなくても、歯科治療の手順など、しっかり記載があるかどうかを確認しましょう。

麻酔については、吸入麻酔、もしくは、ガス麻酔、と明記してある病院が大半です。

ない場合も、手術中に心電図・呼吸数・体温・血圧・心拍数を測る機械がある、という記載があれば吸入麻酔に対応してあると考えられます。

書いていない場合は、電話で確認してみた方が良いと思います。

実績をチェック

もちろん、設備だけあっても仕方ないので、実績ページもチェックが必要です。

歯科の大事さを訴えようということも含め、かなり詳細に書き込んでいると思います。
自分のうちのコと似た症状の治療経験があれば心強いですよね。

その実績から取り組み姿勢なども伝わってくるはずです。

口コミをチェック!

やはり、実際に通っている患者さん(の飼主)の声も要チェックです。

例えばですが、上記の駒沢公園動物病院のサイトは、口コミが一切なかったのですが、口コミサイトでは「凄い先生」と、絶賛されてました。
(話が長すぎるという苦情もありましたが、、、)

そして、やはり、同じ思いをなさっている方がいました!

1年半掛けて5件もの病院を渡り歩いた、これまでの病院では、

大したことない、気のせい、この位は当たり前、うちではできない、と言われた、と。

ホントに、そういう病院の獣医師さんに言いたいです。

「うちでは歯科が分からないので、専門医のところに行ってください」

と言って欲しい!

実際に行ってみてチェック

とは言え、行ってみないと何ともわからないことも多いです。

先生と話してみて、信頼できると感じられるかが一番重要です。
これは、相性もあります。

待合室で他の患者さんとどう接しているか、患者さんの表情なども要チェックです。

評判を患者さんたちから読み取ってみましょうね。

一番大事、早目早目のチェックが大事!

歯科に力を入れている先生たちが揃って言っていることは、

口臭を感じたら、取り敢えずは歯周病を疑うべし、です。

掛かりつけの先生が「大丈夫でしょう~」、などとのんびりしたことを言ったら、まず、歯科専門医を探して、早目早目に確認をして、ケアをしましょう。

その際、歯磨きガーゼや歯磨きガムとか、骨とかが有効、言っているのはちょっと、、、、です。

歯周病は、歯周ポケットのケアが大事です。歯磨きガムだけではそれは難しいです。

同様に、歯磨きガーゼでの手入れでも子どものうちはともかく、根本的には困難です。

早目に歯周ポケットのケアができれば、先々大きな身体への負担もリスクもありませんし、結果的にお金の負担も少なく済みます

早目のチェックで元気で長生き、良質な生活を守ってあげましょう!