それって劇薬?!犬のノミ駆除剤の種類とリスクを比較!

こんにちは。

ドッグヘルスアドバイザーMarineです。

夏のお散歩で頭が痛いのが、ノミ。
朝、10分ほど舗道を散歩させただけでノミが付いてしまうことも何度もあります。

当たり前になっているノミ駆除剤ですが、ノミが死ぬ薬ってワンコの健康に全く影響がないとは言えないです。

ノミのクスリの成分とリスクを知ること、そして、一番大事なのは、ノミ駆除薬を投与すると、どの部分でどれほど効力を発揮するのか理解をしたうえで、対処することが必要ということです。

ノミ駆除とは

ノミ駆除とは、すでに付いてしまったノミを殺す、ということです。
ここではノミ取り櫛などではなく、薬による駆除のご紹介です。
もちろん、ノミの駆除のクスリは「殺虫剤」になります。

この種類からご紹介します。

ノミ駆除製品

ワンコの首筋につけるクスリ

一番、ポピュラーなのが、こちらのタイプ、フロントライン、アドバンテージなど、ワンコの首筋に付ける薬です。

こちらは、ワンコに付いたノミが血を吸うと、殺虫成分により死に至るようにする成虫駆除薬です。

有効成分

フロントラインの有効成分は、フィプロニル、
アドバンテージの有効成分は、 イミダクロプリド、フロントライン プラスには、フィプロニルに加えてメトプレンが含まれています。

当然ですが、いずれも、殺虫成分です。

フロントラインで使用されているフィプロニルは「G」の殺虫剤ブラックキャップに含まれています。

アドバンテージで使用されているイミダクロプリドは、ニコチン様物質の殺虫剤です。

フロントラインプラスに含まれているメトプレンには殺虫作用でなく、昆虫の脱皮や変態を阻害する作用を発揮します。

安全性

当然のことながら、いずれのメーカーも安全性をうたっています。
ですが、殺虫剤であることには変わりありません。なめたりしないように、という注意書きがあります。
人が触れないよう、犬以外には使わないようという注意書きもあります。
死亡例も少なからず出ています。

私はフロントラインスプレータイプを使っていたことがあり、ワンコをバッグに入れ、バッグの中だけに噴射して使いましたが、強烈に毒性のある臭いがしました。

小型犬は、投与のし過ぎにはくれぐれも気を付けてくださいね。

食べるノミのクスリ

では、最近出てきたコンフォテス、パノラミス、ネクスガード、シンパリカなどの食べる薬はどうでしょうか。

有効成分

コンフォティスには、スピノサド
パノラミスとコンフォティスプラスには、スピノサドミルベマイシンオキシム
ネクスガード、シンパリカには、アフォキソラネル、
ネクスガードスペクトラは、アフォキソラネルミルベマイシンオキシムが含まれています。

これだけみても何のことかという感じですが、ミルベマイシンオキシムは、フィラリア予防薬です。 

パノラミスとコンフォティスプラス、ネクスガードスペクトラはフィラリア予防も兼ねられる利点があります。

安全性

アフォキソラネルは、寄生虫駆除目的に新たに開発されたクスリです。

首筋に付けるタイプは基本的に農薬の一種として、散布する薬を流用しているのに対し、食べるタイプは寄生虫駆除のために開発されているため、安全性は比較的高いとうたっており、死亡例も少ない、としています。

ただし、新しい薬であること、服用することから、他のクスリとの飲み合わせもあるので、獣医師に確認が必要です。

ノミ忌避製品

これまでは、ノミが付いたあとの駆除、殺虫でしたが、ノミが来ないようにする製品も昔から出ていました。

ノミとりシャンプー

シャンプーに殺虫剤を加えたものですが、効果は一時的。
また、ノミは基本的に水が嫌いなので、普通のシャンプーであっても気絶することがあるので、付いてしまったことが分かったらノミ取りでなくても、すぐにシャンプーすることは無駄ではないです。

また、ノミは気絶するだけなので、中性洗剤を入れた容器におとしてしっかり駆除しましょう。

ノミよけ首輪・ノミ取り首輪

ノミよけ首輪は、ペットショップなどで購入できるもので、ハーブなどの匂いでノミを追い払います。殺虫成分は弱くなっていますが、犬へのダメージは少ないです。

一方、ノミ取り首輪は、購入には獣医師の処方が必要なもので、農薬として最も強力な有機リン酸を使用しており、殺虫成分も強く、副作用もあるものです。

まとめ

どのような手段を講じても、清潔にしたところで、外部からノミが「付く」ことを完全に防ぐことはできません。
ノミがついているワンちゃんから飛び移ってくることもあります。

室内犬の場合、ノミが家の中に入ってしまうと人間の生活が脅かされます。

まずは、忌避を心掛け、付いてしまったらできれば物理的に、難しければ薬品で徹底的に駆除しましょう。

夏場はクスリを飲ませていても、以下を心掛ける必要があります。

  1. できるだけ、土の上を歩かせない、
  2. ハーブなどノミが嫌う香りを付けたバンダナや洋服を着用する
  3. お散歩から帰ってきたらすぐにノミが付いていないかをクシでチェックする
    (付いていたらノミのフンが付いているので分かります)
  4. ノミがいることが分かったら、のみとり櫛やシャンプーなどで徹底的に除去する
  5. 家の中は掃除機、バルサン、ノミ取りスプレー等で卵が孵化しないように毎日徹底的に掃除する

クスリは、あくまでも4.を手伝ってくれるに過ぎません。
しかも、その効果はノミがつくなり死ぬ、と言う訳ではなく、早くて4時間、遅くて24時間です。一方、ノミは10分あれば血を吸い始め、卵を産み始めます。

ノミの卵は犬の体表からすぐに滑り落ちますので、家の中に卵が落ちないよう、お散歩から帰ってきたらすぐにノミがいないか、ちゃんとチェックする必要があります。

4.の駆除がちゃんとできるのであれば、薬を飲む意味がないかもしれません。
この点、駆除できない寄生虫であるフィラリアとは大きく違うところです。

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メリットとリスクをよく比較して、判断してくださいね。

駆除剤を付かなないノミ対応はこちらでご紹介しています。
宜しかったら是非ご覧くださいませ。

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